コラム




キャリア支援センターでは、センター員やゲストによるコラムを掲載していきます。

Career Column Vol.1 
将来のため自分のため、今やっておきたいこと

by 大島 路子(キャリア支援センター員)


五月も後半になり、皆さんそろそろ新年度のペースをつかみ始めたころと思います。
この辺で、近い将来を思い描きながら、今できることについて考えてみませんか?

今日は、皆さんが学生生活をしていく上で
考えていて欲しいことをまとめたアメリカの記事をご紹介します。
学生生活 音楽界での生活構築
21世紀の音楽家のために大切な、ネットワーク及び起業の能力

というタイトルの記事を書いたジェシカ・マイヤーは、
ニューヨークでヴィオラ奏者・作曲家として活動しながら、
Chops Beyond Practice Roomという企画をしています。


Chopsは、技巧という意味の口語(包丁さばきや、空手の技などから来る連想ですね)、
Practice Roomは練習室ですから、「練習室の外で得るべき技(わざ)」といった意味です。

楽器をちゃんと弾くほかに、
音楽家として、社会人として
生きていく上で大切なことは沢山あります。
その中でも、基本となるところをまとめたのが、以下に和訳した10項目です。


  1.  時間を守り、他人に親切にして、頼れる存在になり、いつもベストをつくせるよう準備しておこう。これは必須。
  2.  望む状況がなければ、つくり出そう。
  3.  いつもお金だけでなく、時間も投資しよう。
  4.  なるべく沢山の人に出会おう。学校にいる間は、似た考え方をする人と関係を築く絶好のチャンス。
  5.  いつも、他人に何かしてあげられる気持ちを持とう。
  6.  定期的に人と連絡をとり(できれば会って、でなければ電話で)、システム化しよう。
  7.  一定期間に一回、ゴールを書き留める習慣をつけよう。そしてそれを達成するどんなステップをとるべきか、助けてもらうためにどんな人に会う必要があるかをまとめよう。
  8.  間違いから学び、粘り強くなろう。
  9.  自分の目標や、性格に合わない状況を変えていくことを、恐れないこと。
  10.  練習!練習!練習!

上記の1番(特に時間を守る、やるべき準備を怠らないこと)だけでも徹底すれば、
あなたをとりまく世界は、少しずつ変わっていくかもしれません。
音楽の世界だけでなく、いろんな場面で応用のきくことばかりです。
ぜひ、少しずつでも実践していきましょう!