レポート |
田村緑先生(ピアニスト/HPはこちら)は、本学女子高校音楽科の卒業生です。その後イギリスに留学されて、帰国後は(一財)地域創造の協力アーティストとして、全国津々浦々でコンサート及びアウトリーチ活動を展開していらっしゃいます。
前期3回の講座では、基本的な考え方から実際の自分なりのプログラム作り、そして実際に先生による模擬アウトリーチを体験しました。
第一回は、「いちばん大事なのは個性ある演奏を通して音楽の感動を聴き手と分かち合うこと」という基本概念のもと、聴いている子供たちを音楽にひきよせるための手法や考え方を学び、一緒に考えました。
第二回では自分の個性を活かせるプログラミングを、持ち寄って話し合いました。
そして第三回は、田村先生が小学五年生向けに普段行っているアウトリーチを実際に体験させてもらいました。初心に返って「ピアノのひみつ」を発見し、曲についての想像を膨らませたり、最後にはハンドベルで共演したりと、盛りだくさんながらも、あっという間の45分でした。
聴く人の感性の扉を開くこと、それがご自身にとってのアウトリーチの目的のひとつだと田村先生は話してくれました。聴いた人が、もっと音楽を聴きたい!楽器を弾いてみたい!と思ってくれたらうれしいですよね。また、違う分野でもがんばる気持ちが生まれて、例えば「スポーツに打ち込んでみよう」という子供が出てくるかもしれません。それは「憧れ」にも近い気持ちの芽生え・・・そんな場を、どんどん増やしていけたらいいですね!
前期
第1回:「アウトリーチ入門」 4月25日(金)
第2回:「アウトリーチの実際 〜プログラミング〜」 5月1日(木)
第3回:「アウトリーチの実際 〜模擬体験〜」 5月22日(木)
後期
第1回:「アウトリーチ入門」 10月23日(木)
第2回:「アウトリーチの実際 〜プログラミング〜」 10月31日(金)
第3回:「アウトリーチの実際 〜模擬体験〜」 11月14日(金)
ご自身の経験を、活き活きと語る田村先生
忙しいスケジュールの中、充実の6セッションありがとうございました!
アウトリーチとは?を一文字であらわして、今年度講座の締めくくりとしました。
今年逃してしまった方は、来年度に是非参加してみましょう!
2014年11月27日
文責 大島路子 (キャリア支援センター)